2010東欧遠征 第3日目 7月23日 Vol 5
ルーマニア・クライオバ (現地時間 23日 22時40分更新(日本時間24日04時40分)
23日午後のようす
試合の後ランチをとり、公園を散策
馬車がともすれ違いました。
観光用ではありません 念のため。
ルーマニアの2部リーグ
クライオバFCの練習を見に行く
夕食後クライオバFCで活躍する日本人選手
中村祐輝選手と座談会。
海外に出た動機、ボールのもらい方
など学ぶことが出来ました。
感謝!、、
ルーマニアは次のワールドカップの出場はどう?とホペスクSCのスクールにコーチに
聞くと 答えはノーでした。理由は民主化以降 スポーツ育成に予算が無くなりこの国の選手強化は空白の25年間が生まれたそうです。
1994年アメリカワールドカップで好成績を挙げた、ルーマニアですが、この時期に
活躍した選手 ホプスク選手やハジ選手らは育成の少年時代には独裁チャウセスク政権時代でした。
当時は抑圧されていた社会的、経済的は面も多々ありましたが、どんな境遇の子供にも能力があればサッカー選手として活躍できるチャンスがあったそうです。
しかし、チャウセスク政権が倒され、民主政治が進むと皮肉にも貧富の差が開き
スポーツにも大きな垣根が出来てしましい、サッカーにも取り組めない子供たちが
存在する社会になってきたそうです。
そこで、ホペスク選手が出資し、無料で寝泊りできるサッカーキャンプを作り
ルーマニア全土から才能に恵まれた意欲のある子供たちが集まり、選手として
育成されています。
ルーマニアのワールドカップ出場の命運はこのホプスクサッカースクールが鍵を
握っているのかもしれません。
by 杉沢